【3分解説】絵の値上げはアリ値下げはナシの理由

絵が売れないので値下げしたい‥

そんなことを考えたことがあるあなた!
お客さんに怒られるかもしれないですよ!

今回は「絵の値上げはアリ値下げはナシの理由
」というテーマで語っていきます。

◆絵の値段はサイズで決まる

まずそもそもの話なんですが
絵の値段は基本、サイズで決まります。

1号10000円なら
3号は30000円

このように絵の値段は原則
号単価(1号いくらか?)×号数(絵のサイズ)
で決まります。

※ここに額縁代や材料費を追加して販売価格が決まります。

◆売れない絵を値下げしたい……

ずっと売れ残ってしまっている絵を
値下げして販売したい

売れないのは値段のせいでは?

そう思う気持ちはぶっちゃけ
よーーくわかりますが‥

絵の値下げは基本NGなのです。

※世の中の商品は相場が常に
変わりますが絵画は値下げは基本NGなのです。

なぜなら‥

◆お客様に損させることになるから

同じ作家の同じサイズの絵が

2022年開催の展覧会Aでは8万円
2023年開催の展覧会Bでは5万円

で売っていたとします。

すると展覧会Aで買ったお客様は
作家が値下げをしたせいで
3万円損したことになります。

これはマズイわけです。

◆絵の割引が許されるケース

ただ、絵の割引が許されるケース
も実際には少なからずあります。

・1人のお客様が一度に2,3枚絵を買った場合
・初めてのお客様が大きな絵を買った場合
・作家の知人(会場の顧客でない)に直接売れた場合

↑こういったケースでは販売価格よりも
割引きして販売することもあります。

◆作家が成長→値上げ

絵の値上げは作家の成長とともに行います。

活動1年目:1号13000円
3年目:1号15000円
5年目:1号20000円

といったように展示販売の活動実績を積み
顧客が増え、画力も上がっていくと

号単価もアップしていきます。

◆値上げするオススメタイミング

・値上げしても売れる自信がついた時
・絵が売れすぎて在庫不足になった時

↑こういった状態に達したら
値上げを検討すべきでしょう。

◆慎重に値上げすべし

絵の値上げはアリ、値下げはナシ
なので……

いきなり大幅な値上げをせず
少しづつ値上げしていきましょう。

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最後までお読みいただきありがとうございました。
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