こんにちは画家の黒沼です!
今回は「画家が生み出せる価値いろいろ」
というテーマでお話ししていこうと思います。
言葉を選ばずに言いますが
「画家のお金の稼ぎ方」はいろいろあります。
絵画のような“形あるモノ”と引き換えに収入を得る
これだけではありません。
画家が社会に提供できる
「価値」は絵画だけではありません。
画家は間違いなくユニークな体験
を数多くしている人種です。
そしてユニークな体験は最適な方法さえ
知っていればお金に変わるのです。
私は100枚絵を売った
という経験を生かし、
絵を売るための方法を
解説したオンラインスクールや、
売れるレベルの画力が身につく
オンライン絵画教室を運営しています。
これらは“形あるモノ”ではなく、
デジタルコンテンツ、
つまり「複製可能なデータ」なわけです。
絵画という“形あるモノ”は
1度売ったら作家の手元からなくなります。
次にあなたの絵を欲するお客様に
絵を届けるためには
次の1枚を時間とエネルギーを
使って作らなくてはいけません。
しかしオンラインスクールの場合、
1度作ったものを複数名に配信できるわけです。
さて、こんな話をすると、
時々クレームめいた
質問をもらうことがあります。
「黒沼さんは画家なのに絵だけ
売っているわけじゃないんですか?」
こういう質問です。
この質問に答えるには
少々残酷なリアルな話を
しなくてはいけません。
イメージしてみてください。
一流の農家と一流のデイトレーダー、
どちらが収入が多いでしょうか?
一流の農家は1日中農作業をしても
1日に2時間しか働かない一流のデイトレーダーに
収入の面で勝ることはないでしょう。
まあぶっちゃけ、
野菜を売る仕事と
金融商品を売る仕事では
金融商品を売る仕事の方が
利益を出しやすいわけです。
※農家は重要な職業であるにもかかわらず、
利益をだしづらいので
国から補助が出るようです。
この構図はそのまま
原画を販売する画家と
オンライン絵画教室をやる画家の
比較に使えます。
ぶっちゃけ
1点物の原画と
オンライン絵画教室の販売では
圧倒的にオンライン絵画教室の方が
利益を出しやすいわけです。
言葉を選ばずに言えば
原画とオンライン絵画教室、
売っているものが違うんだから
利益の出しやすさも
違うに決まっている
ということです。
よく原画の販売だけをやる
“専業画家”であることにこだわった結果、
収入がほとんどなく
生きていくために
やむを得ずバイトをしている
そんな苦労人の画家がいます。
彼らの純朴で健気な
生き方は美しいと思います。
しかし彼らにはアルバイトではなく、
絵画以外のオンライン絵画教室のような
「利益を出しやすい商品」を
持つことをオススメしたいです。
野菜は売っても利益を出しづらいから
農家に存在価値はない。
デイトレーダーはほとんど働かずに
お金を稼いでいるから存在価値はない。
そう考える人は少ないと思います。
「職業に貴賎なし」というわけです。
本当に存在価値のない職業なら、
消えていると思います。
「黒沼さんは画家なのに
絵だけ売っているわけ
じゃないんですか?」
こういう質問をしてくる
人にお伝えしたいのは
ちゃんとビジネスを学べば
(生み出した価値をお金に
変える方法を学べば)
生活費の心配もせず、
老後の資金の心配もせず、
もちろんアルバイトに
時間を取られることもなく
時間やお金、将来への不安がない、
最高に自由な精神状態で
いっくらでも時間をかけて
絵を描くことだって
できるんですよ。
ということです。
どうしたって時間やお金、
将来への不安があると、
売れ筋の絵を手早く量産して
確実に売上を伸ばすみたいな
お金に囚われた制作を
強いられることになります。
これは百貨店美術画廊や
アートフェアのような
ステージで活躍する
画家でもそうです。
最高に自由な精神状態で
作家活動をやりたい画家は
お金に囚われた状態を抜け出し
お金という概念すら忘れるために
ビジネスを学ぶ必要があるのだ
と私は思います。
(実際にある一定のラインを
超えるとお金がどうでもよくなります。)
まあ言ってしまえば、
「黒沼さんは画家なのに
絵だけ売っているわけ
じゃないんですか?」
こんな質問が出るのは逆に
お金に囚われている証拠なわけです。
最後までお読みいただき
ありがとうございます。
それではまた
次回までさようなら~