人に会わずに絵が売れる!
人に会うのが好きじゃないので
ネットで絵を売りたいと思います。
こんな相談をよく受けます。
気持ちは本当によくわかります。
わかりますが
ギャラリーで展示して、
実物の絵をお客様に見てもらって
お客様に作家自身が直接、
作品解説&セールストークを展開して、
ようやく絵は売れるんじゃい
人に会わずに絵が売れる?
そんな都合の良い話あるわけないじゃん。
つい最近まで私は総思っていました。
すみませんでした。
そんな「都合の良い話」ありました。
ダメ元でしたが、絵をネットでご案内したら
売れたのです。
それも3枚もトータルで24万円ほどです。
私が勝手にできないと決めつけていただけで
必要な準備をして正しいプロセスを
踏んでご案内すれば
部屋に引きこもって描いた絵が
ネットで集客した相手に
ネットでのセールスだけで売れる
そんなミラクルを起こせるようです。
にわかに信じがたいですね。
そりゃあそうです。
私だって5年近く、この夢を実現不可能
なものとして、やる前から諦めていました。
事細かに具体的な方法をここで説明すると、
果てしない長さになってしまうので
ネットで絵を売るための考え方を
今日は3つのステップで解説します。
①お客さんの悩みを解決して役に立つ人になる
②日常的にお客さんと交流して好きになってもらう
③お値段以上の価値がある絵だと伝える
ひとつずつ解説していきます。
①お客さんの悩みを解決して役に立つ人になる
最初から、作品のコンセプトや技法を
語って上手く行くのは芸能人だけです。
あと、百貨店やコマーシャルギャラリーで
買う前提のお得意様に「作家先生」という立場で
お会いする場合は、いきなり語っても良いでしょう。
しかし
しかしだ
ネット上でいきなり、言いたいこと
言っても全く無意味なのです。
たまたまタイムライン上に流れてきた
よく知らない人の自分語りなんか、
誰も興味を持ちません。
こういう人結構いますよね。
じゃあどうするか?
誰かの悩みを解決する「役に立つ人」
としてまずは覚えてもらいましょう。
私の場合は「絵の売り方や作家活動
について教えてくれる人」という
「画家の役に立つ人」を目指しています。
②日常的にお客さんと交流して好きになってもらう
①を日々やっている「役に立つ人」の元には
初めの頃は、その人の出す
解決策目当てで人が集まってきます。
しかし、不思議なことにしばらくすると
解決策だけでなく、その人の人間性に
興味を持ってくれる人が現れます。
悩みを解決してくれる人は好感度が
上がっていき、カリスマになっていくのです。
③お値段以上の価値がある絵だと伝える
セールスへの罪悪感がスゴイ画家さん
にいつもする話があります。
あなたがこれまでの知識や経験を総動員して
丸々1ヶ月かけて超大作を描いたとします。
絵を家に飾る習慣のあるコレクターさん
から見れば、それは100万円くらいの価値がある絵
だとします。(ここがイメージしづらいですよね。)
これを30万円で販売したらどうでしょう。
あなたは次の一か月も
絵を描くことができます。
コレクターさんは、お値段以上の価値
を持った絵を手に入れることができます。
セールスのキーワードは
「お値段以上」です。
お値段以上の価値を生み出して、
販売できれば
みんなハッピーなのです。