黒沼さんは絵が売れた時
手元から絵が無くなって
寂しい気分になったりしないんですか?
そんな質問を時々いただきます。
ひょっとしたらこれを読んでいるあなたは
「自分が描いた絵を売ってみたいけど、
せっかく描いた絵が手元からなくなるのは寂しい」
そんなジレンマを抱えているかもしれません。
今回はそんな「絵が手元からなくなる寂しさ」
を手放し、ドンドン絵を売っていけるようになる
考え方を5つ紹介していきます。
◆タンスの肥やしになる絵は可哀想
まず初めに想像してみてください。
あなたが絵を売るのをためらったせいで
名画になるはずだったあなたの絵が
タンスの肥やしになり
暗いタンスの中で泣いている姿を‥
誰かのコレクションに加わり
その人の子どもの代、孫の代
さらにその先の代まで家宝のように
大切に飾ってもらい
あなたが死んだ後も
あなたが画家として生きた証として
この世に残るはずだったその絵が
あなたが売るのをためらったせいで
ガラクタ同然の扱いを受ける
これって悲しすぎませんか?
もったいないと思いませんか?
私は自分の力作をこの世に遺すなら
遺す場所は自分の家ではなく誰かの家が良いな
と思っています。
◆名画は誰かに大切にされて初めて名画になる
ひょっとしたらあなたの絵を遺す場所は
誰かの家ではなく美術館や公民館、病院の待合室
など多くの人に見られる公共施設かもしれません。
今多くの人に知られ、評価されている「名画」
はこういった「誰かに大切に所有された絵」の
中から選ばれています。
誰にも知られずタンスの奥に眠っている絵は
「どれだけ優れた絵」であっても名画には
ならないのです。
あなたが絵を売るのをためらったせいで
名画になるはずだったあなたの絵が
誰にも知られることなく消えていく
やっぱりこれはもったいないとは
思いませんか?
◆良い写真を撮っておく
「絵が手元からなくなる寂しさ」
を最もわかりやすく取り去ってくれるのが
その絵の写真を残すことです。
その絵の写真を「心残りのないくらいたくさん撮っておく」
全体像、クローズアップ、額装された状態
などなど1枚の絵を様々な条件で撮影し
手元に画像を残しておけば「絵が手元からなくなる寂しさ」
はかなり薄らぐでしょう。
今はスマホでもかなりキレイな写真が撮れるので
後ほど画集やポートフォリオ、Webサイトに過去作を掲載するためにも
「心残りのないくらい」たくさん作品画像を撮っておきましょう。
◆次の1枚が最高傑作
「絵が手元からなくなる寂しさ」をスッキリ消してくれるのが
「次の1枚が私の最高傑作だ」という考え方です。
これは喜劇王のチャップリンの名言なのですが
過去に自分が描いた絵を超える絵を描けないかもしれない‥
そんな思いが「絵が手元からなくなる寂しさ」を
生んでいる部分もあるわけで
自分の過去作を超える絵を「新たに生み出す自信」が
あれば「絵が手元からなくなる寂しさ」は自然と消えていく
ものだと思います。
◆「画家として生きている実感」こそが価値
さてさてこれが今回紹介する中で
最もオススメしたい考え方なのですが
作家が「絵を描く人生」から得ている
最も価値あるものって何かといえば
それは「手元にある完成した自分の過去作」
という「モノ」では決してなく
〇絵を生み出す過程で味わう様々な感情や体験
〇自分は新たに「良い絵を描ける」という自信
〇「自分は画家として生きている」という実感
そしてこれらに加えて
〇「自分の絵にお金を払い、欲しいと言ってくださるお客様との出会い」
〇「自分の絵を買い求めてもらい家宝のように大切に飾ってもらう体験」
こういったものだと思うのです。
画家として「自分の絵」を描き
お客様に買い求めて頂く体験を
何十回、何百回も繰り返すと
こういった「幸せな境地」
に達するのだと私は思うのです。
もし今回の文章を読んで
「自分も絵を売ってみたい!」
そう思った方は是非↓のページを
覗いてみてください。
きっとあなたの画家としての
夢を叶えるための強力な武器を
授かることができます。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
それではまた~