必ず売れる絵の共通点

これまでに100枚以上
絵を売ってきたであろう

プロの画家仲間とついこの間
展示会場で情報交換する中で

「必ず売れる絵の共通点」が
見つかったので

今回はシェアさせて頂きます。

展示会場にお客さんが入った瞬間、
お客様が吸い寄せられるように
絵の前に行き目を釘付けにして

思わず欲しい!
家に持ち帰って飾りたい!
所有したい!と

そう思う絵には
「とある共通点」があるのです。

◆本気の画家さんは最後まで読んでね

自分の絵が売れるイメージを持てない画家
どんな絵が売れるのか共通点を知りたい画家
あと一歩で絵が売れそうなのに売れない画家

今回はそんな絵を売っていきたい画家さんのために
熱く解説するので是非最後まで読んでくださいね。

◆“そのうち”100%売れる絵

まず初めに「必ず売れる絵」といっても
これは

“次の展示で必ず売れる絵”ではありません。
“展覧会を何度もやっていれば、そのうち必ず売れる絵”

という意味です。

“絵が売れる”という現象は

〇絵の出来栄え
〇お客様の入り具合
〇セールストークのうまさ
〇会場スタッフの協力
〇周りの絵との比較
〇天気

などなど様々要因で左右されるので
次の展示で100発100中で「その絵」を売る

みたいなワザは難しいんです。

ただ

何回か展示をやれば必ず売れる絵もあれば
何回展示をやってもなかなか売れない絵がある

これは間違いない事実なのです。

◆ウマイ下手は関係ない

絵の

技術/価格/サイズ/モチーフ

これらを工夫することで
絵が売りやすくなる

これは間違いない事実ですが
そんなことよりももっと大事なことが
今回、言語化できたのです。

○○な絵は

ウマイ下手は関係なく売れます
どんなモチーフでも関係なく売れます
多少高くても売れます。

逆に○○な絵と正反対の絵は

いっくら上手くても、安売りしても
全然売れない

なんてことがよく起こります。

◆正解発表

さてお待たせいたしました。
今回のテーマは「必ず売れる絵の共通点」
でしたが

「○○な絵」の○○に入るキーワードは
何なのかといえば‥

“生き物のような絵”

これです。

◆生き物のような絵とは?

展示会場でひときわ目立つ
遠くから見てもメチャクチャ主張してくる絵

思わずその絵に近づいていき
目を釘付けにされて
欲しくなってしまう絵

生き物のような絵とは
そんな魔力を持った絵です。

◆子犬をプレゼントしたお客様の話

ここで「生き物のような絵」の特徴を
分かりやすく伝えるための小噺をします。

ある日私の元に絵の注文が来ました。
お客様に話を聞くとどうやら

「お母さんの誕生日プレゼントに絵を送りたい」
とのことでした。

ステキな話だなぁと思い、ヒアリングを
続けていったのですが

ある日突然、そのお客様から連絡が入り
絵の注文は制作前に
キャンセルとなってしまいました。

ガッカリした私は
詳しくワケを聞いてみると

どうやらそのお客様は
お母さんへのプレゼントは

絵ではなく、子犬にする
ことにしたようでした。

ここで!

なぜか私は妙に納得してしまい
まぁ子犬に負けるなら仕方ないかぁ
と思ったのです。

※ブランドバッグに負けていたら
悔しかったと思います笑

プレゼントをもらったお母さんも
きっと子犬をもらったら

パワーをもらえて毎日楽しく
過ごせそうだなぁと思ったからです笑

この時のエピソードを振り返り、
私は

“ちょうど子犬をもらった時のような嬉しい気分”
見た時にそんな気分になれる絵こそ

「欲しいと思われる絵」だなぁと
思うようになり

これこそ「生き物のような絵」なわけですね。

◆生き物のような絵を描くには

きっとみなさんも体験があると思うのですが

絵の制作中、思い通りにいかず
迷子になってしまい

なかなか描きたいイメージに絵が近づいていかない
当初思い描いた計画通り絵が進まない泣

そんな局面があると思います。

こういう時、挫折して絵を投げだしてしまうのは
メチャクチャもったいない!

こういう時こそ「生き物のような絵」
を描けるチャンスなのです。

全く上手くいかず、試行錯誤を繰り返し
画家が“感覚”をフル稼働させて
何度も何度も直した絵

こういう絵は“最初から最後まで計画通り描かれた絵”
よりも何十倍もイキイキしているものなんです。

ヤバい状態からなんとか立て直して
完成させた絵はスゴイオーラ出てるときあるんです。

逆に完璧に計画通りに描かれた
順調すぎる絵は「死んでいる絵」
になりやすいんですね。

◆これさえあれば「生き物のような絵」になる

さてここまでは「なんとか立て直した絵」は
結果的に“生き物のような絵”になるよ

という話をしてきたわけですが、
ここからは

じゃあ「生き物のような絵」を狙い撃ちで
描くためのエッセンスってなんなのか?

という話をしていきます。

◆有機的な秩序と無機的な秩序

さてさていきなり小難しい
抽象的な熟語の羅列をお送りしてしまいました。

が!

生き物のような絵が欲しくなるメカニズム
生き物のような絵に感動するメカニズム

これを解き明かすうえで

【有機的な秩序】を理解することが重要なのです。
※「有機的な秩序」は黒沼の造語です。

 

では説明行きます↓

【有機的な秩序】

色、形、サイズ、材質が異なる様々なパーツが
集まって全体として美しい秩序をなしている

こんな意味合いです。

有機的な秩序のある実例としては

「イタリアの古い街並み」をイメージしてみてください。

大小様々なサイズ、様々な形の家が
整地もされていないデコボコした土地に

行き当たりばったりで増改築されていった結果
迷路のような複雑な街並みが完成した

しかし、この街並みがどういうわけか
遠くから眺めると非常に美しい‥

これが「有機的な秩序」の一例です。

他の事例ではドラマ化、映画化もされた
野球マンガの『ROOKIES』も

有機的な秩序に感動できる良い事例だと思います。

我が強い実に様々な個性を持った
「わかりあえない関係であろう」不良同士が

ぶつかり合いながらも
甲子園出場を目指し団結していく

これはまさに

色、形、サイズ、材質が異なる様々なパーツが
集まって全体として美しい秩序をなしている

有機的な秩序なわけで
その有り様に読者は感動するわけですね。

こういう【有機的な秩序】を持った
人間が共感できる「生き物のような絵」は

感動できますし、欲しいと思われるわけですね。

で、これに対し、「死んでいる絵」
ウマイのに売れない絵は
【無機的な秩序】で作られた絵なわけです。

 

【無機的な秩序】とは

全く同じ色、形、サイズ、材質のものが
集まって整然と並び全体をなしている

こういう絵は

人間が共感できない「機械のような絵」であり
技術を感じるリアルな絵であっても
写真の劣化のような絵で

よって感動できないし
欲しいとも思われないわけですね。

 

◆1枚だけ良い絵を描けば良いワケじゃない

さてさてここまでは
1枚1枚の絵についての話をしてきましたが

プロの画家はたった1枚展覧会で
良い絵が出せれば良いワケではありません。

展示会場を【有機的な秩序】をもった
「生き物のような絵」で
埋め尽くす必要があるわけです。

ここで1つシェアしておきたいのが
“絵の見え方は「相対的」だ”

ということです。

良い絵でも隣にもっと良い絵があると
「大したことない絵」に見えたり

さほど上手くない絵でも
隣にもっと下手な絵があれば上手く見えたり

真っ赤な絵の周りに緑の絵があると
お互いを引き立てあったり

真っ赤な絵の周りが同じような赤い絵
ばかりだと埋もれてしまったり

などなど

全く同じ絵でも隣や周りに
ある絵で見え方が変わるわけです。

つまり1枚1枚良い絵でも「準備の仕方」
「展示の仕方」によっては
悪い展示になりうるわけですし

1枚1枚がビミョーな絵でも
「準備の仕方」「展示の仕方」によっては
良い展示になりうるわけです笑

◆優秀な画家は生態系を管理する神様

さてさてここでも「生き物のたとえ」
が登場します。

生き物のようなパワフルな絵で
展示会場を埋め尽くす優秀な画家は

ちょうど生態系を管理する神様
のような存在なのです。

ライオンもいればシマウマもキリンも植物もいる
そしてそれぞれの生き物が丁度いい
パワーバランスで共存している

そんな生物多様性に配慮したような
展示空間が理想なんです。

逆に「ライオン型の絵」が売れるからといって
ライオンばっかりの展示空間を作ると

ライオンを好きなお客様が会場に来なかったとき
全く売れない悲劇が起こります。

これは新種のウイルスの発生などの
予期できない環境変化が起きた時に
壊滅する「生物多様性のない生態系」
によく似ています笑

絵で説明すると

赤い縦長の絵が売れるとわかり
赤い縦長の絵ばかり用意して
個展を開いたら

同じような絵ばっかりになり
退屈な展示空間になって

1枚1枚が良い絵なのにお客様に
絵の前をスルーされる

赤い絵を好むお客様以外
には全く絵が売れない

こういう悲劇が起きるわけですね。

◆生き物のような絵を何種類も用意

元気いっぱいのライオン、シマウマ、キリンが
丁度いいパワーバランスで共存している
豊かなサバンナのように

元気をもらえる「生き物のような絵」を
数種類、ちょうどいいバランスで用意する

※展示が終わって絵が売れて、在庫状況が変わり
パワーバランスが崩れたら不足している
「生き物」を新たに生み出す

そんな「生物多様性のある生態系を維持できる神様」
のような画家を目指したい

そんな気付きをシェアさせて頂きました。

最後まで読んでいただき
ありがとうございました。

 

 

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最後までお読みいただきありがとうございました。
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