定年後は絵を描こう
高校美術部以来
絵を離れていたけどまた習おう
そんな感じで町の絵画教室に通い始めた結果
期待はずれな教室に通うことになった
とんでもない先生からヒドイことを言われた‥
そんな
絵が上手くなりたい!
というアツイ思いを持った生徒を
踏みにじるヒドイ絵画教室が
あるようなのです・・
今回は私に絵を習っている生徒さんから
聞いた「本当にあった怖い絵画教室の話」
をお送りいたします。
◆自由に描こう(放置)
その生徒さんは定年後
昔から好きだった絵を習うため
地元の絵画教室に通いはじめたそうでした。
その方は若い頃海外でも仕事をしており
美術館で見た絵画や
ヨーロッパの風景を油絵で描きたかった
ようでした。
ところが!そこの絵画教室では
「自由に」「好きなように」
「あなたの感覚で描いてね~」
みたいな毒にも薬にもならない
先生が手を抜くための空っぽカリキュラム
で回っている絵画教室のようでした。
確かに
「自由に」「好きなように」
「自分の感覚で描く」
これは非常に楽しいし尊い活動です。
ですが!
基本的な技術や材料の知識がない初心者が
いきなり
「自由に」「好きなように」
「自分の感覚で描く」
これは無理なわけです。
キソ的な技術や知識が身について初めて
自由に思い通り自分の感覚を働かせて描く
楽しい制作ができるわけなのです。
◆繊細でシャープな絵が描きたいのに
「モリモリベタベタのゴッホみたいな絵」
じゃなく
「細かいリアルな油絵」が描きたいのに
先生が教えてくれない泣
他の生徒さんからは、こんな声を
頂きました。
おそらくこの生徒さんが習った過去の先生は
油絵=印象派みたいな描き方
と思っているか
古典的なリアルな油絵の描き方を
知らない&教えられないのだと思います。
◆怖くてエラそうな先生
「美大も出ていないお前は・・」
「お前の絵は全然だめだ」
こんな感じのパワハラめいたことを
先生に言われた方もいるようです。
どうやらその絵画教室の先生は
メチャクチャ怖くて話しかけづらく
生徒が委縮
でも生徒は
「ヘタな自分が悪いのか・・」
と自信を失ってしまう
そんな場所のようでした。
特にそういった先生1名に対し
複数名の生徒がいる場では
質問したいことを気軽に
質問できないわけです。
こういう先生のせいで
好きだったはずの絵を
嫌いになってしまう
そんな方を思うと
悲しくなってしまいますね‥
◆楽しいけど上達はしないな・・
「ここで習ってても絵は上達しないな」
そんな理由で地元の絵画教室をやめてきた
そんなお話をしてくださる生徒さんも
いらっしゃいました。
その絵画教室は「絵を描く楽しさ」
こそ味わえるものの
何年通っても「絵の技術の上げ方」は
教えてもらえない
そんな場所だったようです。
その場所に通っていたころは
どんな画材を
どのように塗り重ねれば
理想のイメージを描けるようになるのか?
これが全くイメージできるようにならず
その結果
何年通っても全く絵の技術は上達しない
そんな状態だったそうです。
◆あなたの絵の今の改善点
さてさて今回の「ほん怖」の
まとめに入っていきます。
学びたい種類の技術を教えられない先生
偉そうで怖い先生
生徒を上達させられない先生
こういった先生のやっている
絵画教室に何年通っていても
おそらくあなたは何年通っても
「あなたが描けるようになりたい絵」
を描けるようにならないでしょう。
じゃあどうすればいいのか?
私なりの結論をここからお話します。
今回「本当にあった怖い絵画教室の話」
を語ってくれた生徒さんは
現状めでたく「自分が描きたい理想の絵」
に向かってガンガン成長できています。
※私の絵画教室の優等生をピックアップして
語ってもらったので当然ではあるんですが
彼らがどうやってガツンと
絵を上達させたか
それは
「今の生徒さんの絵が抱えている改善点」
を具体的に先生に指摘してもらい
改善されるまで何度でも提出&添削してもらう
これをやったわけです。
この絵のこの部分の
光の形、カゲの形、を意識して
こんな明度、彩度、色相の絵具を用意して
絵の具をこれくらいの硬さ、透明感、ツヤに調整して
このくらいの硬さの筆で
このくらいのスピードで線を引く
↑文章で書くとメチャクチャ
まどろっこしいですが
こういった感じでスライドなども用意しながら
具体的、体系的、論理的に
その生徒さんの絵の今の改善点を特定して直す
これが重要なのです。
これができれば
「お前の絵はだめだ」
と言われた時みたいに
作家としての尊厳を傷つられることもなく
着実に今描いている絵のクオリティーを
上げることができ
これの繰り返しが
本当の意味での「画力アップ」につながるわけで
生徒さんそれぞれが「自分が描きたい理想の絵」
に向かってガンガン成長できるようになるわけです。
◆絵を描く楽しい毎日を送りたいあなたへ
さてさて今回紹介した彼は
「絵を描く楽しい毎日」
「絵の専門知識や技術を学ぶ楽しい毎日」
「絵が上達する楽しい毎日」
「作家として絵が売れる楽しい毎日」
を引退後にスタートさせたわけですが
彼も受講した私、黒沼のオンライン絵画教室が
まもなく完全リニューアル&大幅パワーアップして
スタートいたします。
6月中にご案内できるように、ちょうど今
大忙しで準備をしているところです。
募集開始のアナウンスは近日中に
行いますので少々お待ちください。