自称「開かれた展覧会」にならないために

苦労して苦労して苦労して
自分がこれだけ打ち込んできた

「アートの世界」に世の中の
大半の人が興味がない…

3回も浪人した末に美大に入り
運よく百貨店美術画廊という場所で
ようやく絵を販売できる立場になった

学生時代の青い私はこの
「残酷な事実」に

ガッカリしました。
ムカつきました。
そして傷つきました。

今回の文章はIQ高めで
実感に乏しい眠くなる文章ですが
どうか最後までお付き合いください笑

■【悲報】ほとんどの人が「アート」に興味がない

ちょうど私が美大に居た頃は
芸術爆発している系の学生たちの間でも

「開かれた展覧会」だとか
「一般の人に向けた絵画」とか
「鑑賞者参加型のアート」

みたいな“現実路線”の思考が
チラホラ現れだした頃でした。

※もちろん美大生の油絵科のほとんどが
一般の人から見たら意味不明な「アート作品」
を作っていましたが

私もまさに

「美術の専門家にしかわからないような
アート作品ってどうなんだろう？」

と考えていたので、この

「開かれた展覧会」だとか
「一般の人に向けた絵画」とか
「鑑賞者参加型のアート」

みたいなものには賛成でした。

■自称「開かれた展覧会」

しかし非常に残念なことに
ぶっちゃけ

美術の専門家が考える
「開かれた展覧会」

というのは全く「開かれておらず」

見せかけの
公共性0の
社会的影響力0の

それでいて
なぜか上から目線の

自称「開かれた展覧会」

にしか当時の私には見えませんでした。

頼んでもいないモノを

どうだコレ

すごいだろ？
欲しいだろ？
面白いだろ？

みたいなノリで押し付けられる

そんな感じです。

■自称「参加型アート」

ギャラリーに来た人がみんなでカレーを食べる
そんなパフォーマンス作品が

最高にオシャレなリレーショナルアート
※作者と鑑賞者、社会の「関係性」を主題にしたアート

として現代アートの授業で紹介されていた時

私は「これに付き合わされる客は気の毒だ」
と思いました笑

まぁ実際、そういう珍奇な場所に
足を運ぶのは間違いなく

「アートの専門家」なので
迷惑だと思うことはないでしょうが

いずれにせよ仲間内で
盛り上がっているだけなので

全く「開かれて」おらず

見せかけの
なぜか上から目線の
公共性0の
社会的影響力0の

自称「参加型アート」
でしかない

コンセプト倒れの作品だよねぇ
とか生意気にも思っていたわけです。

■私が展覧会を作る時注意したこと

さてさてここまで
「批判」を重ねてきたわけですが

「批判」のお作法、原理原則
として言えるのが

「同じくらい厳しく自分も批判しろ」
ということです。

「批判する時は相手と刺し違える覚悟で刺せ」
という言葉もあります。

「○○○○とか言ってる
俺は果たしてマトモなのか？」

という内省、自己批判
(セルフツッコミ)もセットで
やるべきなのです。

前置きが長くなりましたが
今回私がこの話題を取り上げたのは

今まさに私が「展覧会の企画を作る側」
にいるからです。

今回、私たちが企画したのは
「NACグランプリ」という展覧会です。

これは私の運営する画家のためのオンラインサロン
NextArtCollegeのメンバー限定の企画展で
コンペ形式の展覧会です。

・出展料0円
・受賞式のセッティング
・受賞作品の買い上げ
・賞金の用意

などなど「本当に画家の為になるコンペ」
を意識して作った展覧会で

まぁ言ってみればNextArtCollegeの
メンバーにとっての「祭り」
としての色彩が強い

「閉じた展覧会」なわけです。

もちろん当初は

会場スタッフや店を訪れる客層に
ターゲットしたオシャレコンセプトも
いくつも検討しました。

※これは今後別の場所で使う予定です。

しかし今回はNextArtCollege内部の「熱量」
を重視してこのような展覧会をデザインするに
至りました。

ほとんどの人が「アート」に興味がない
という残酷な現実を直視し

自称「開かれた展覧会」になるよりは

「今を生きている画家であるNACメンバー
たちが熱量高く頑張っている」

そんな“良いドキュメンタリー”を見た後の
ような気分を見た人が味わえるコンセプトにしたわけです。

■第1回NACグランプリ　NextArtCollege所属アーティスト選抜展(仮)

ただいま鋭意制作中の展示の
告知をさせていただきます。

展示会場：池袋タイパゲッティ
展示会期：5/2～5/31
※水曜定休です。

◇画家仲間募集！◇

ここまで読んでくださった
やる気満々の画家のあなたに

特別なお誘いがございます。

この度私の運営するオンラインサロン
NextArtCollegeで新メンバーを募集
することとなりました。

画家のためのオンラインサロン
NextArtCollegeでは

○交通費、宿泊費、画材代支給のリゾートバイト(レジデンス企画)
〇千葉県内の某美術館での展覧会
〇訪日外国人観光客向けのホテル催事(展示即売会)
〇中国、日本に販路を持つECサイトとのコラボ

などなどワクワクする
アートイベントの準備が進んでいます。
(いずれも2022年内に開催予定です。)

※いずれもNACメンバーは
参加無料のイベントです。

そこで絵を販売したい画家さん
画家として絵の仕事をやりたい画家さん

画家同士のイベントを楽しみ
盛り上げてくれる画家さんを

大募集したいと思っております。

※メンバーが集まり次第
募集を終了いたします。

是非今のうちに下記のリンクから
無料オンライン説明会にご登録ください。

↓登録はこちら↓