キラリと周囲の光を反射する
透明度が高い樹脂で
コーティングされた
エメラルドグリーンの海と
細かく泡立つ白波が
実に美しい!
そんなレジンアートを最初に
インスタグラムのフィードで発見した時
すごいぃぃぃ!
と感動したことを今でもよく覚えています。
どうやらその頃
扱いが簡単な上、非常に透明度が高い
レジン(樹脂)が新開発されたようで
それまで初心者には難しかった
「樹脂工作」が広く普及し
ハーバリウムなどを始めとする
レジンアート界隈が
盛り上がっていたようでした。
新技術、新素材の誕生で
モノ作りが一変する
これは歴史上よくあるドラマで
私も見ているだけでワクワクする
ムーブメントでした。
しかし、その直後
少し「残念な流れ」が
遅れてやってきました。
誰でも簡単にできる
レジンアート講座が
跳梁跋扈した結果
※仕掛ける側は非常に巧みだったと思います。
素直に尊敬します。
誰が描いても同じような
「素晴らしいクオリティー」の
南国のエメラルドグリーンの海
細かく泡立つ白波
キラキラと輝く南国の砂浜
が特徴のレジンアートも
跳梁跋扈し始めたのでした。
■流行りの量産型レジンアートだと思ったら…
つい先日、仕事仲間と
カフェミーティングをするために
「長居しても怒られなさそう」な
カフェを探して駅前をウロウロしていたのですが
すると駅ビル内の“オシャレな廊下”
のギャラリーに
最近よく見る
流行りの量産型レジンアート
らしきものが見えました。
しかし!!!
近づいてよく見てみると
それは同じ技術を使って描かれた
“ひとあじ違うアート作品”でした。
言葉で表現するのが難しいのですが
その作品には作家自身の
「世界の見え方」が封じ込められていました。
その作品も最近流行りのレジンを使ったもので
しかも
南国のエメラルドグリーンの海
細かく泡立つ白波
キラキラと輝く南国の砂浜
を描いたものでした。
しかし、作家独自の
「画面構成」、「追加されたモチーフ」
のおかげで
オリジナルなものになっていたのです。
世のトレンドに乗りながらも
一工夫加えることで「自分の作品」にしてしまう
これこそ優れたアーティストの
なせる業だと思い
グッときてしまいました。
■あなたの思い、あなたの視点
「世界でたった1人の“あなた”を
歴史と相対化させて表に出す。」
これは村上隆さんが
「優れたアート」を定義した言葉です。
これは非常に深い言葉だと私は思っています。
1993年に生まれ29年間生きてきた結果
○○な経験
××な経験
■■な経験をして来た
2022年の日本に生きている私は
言うまでもなく世界に1人しかいません。
かなりの希少価値です。
しかしそれだけでは足りません。
この希少価値マックスな
「世界にたった1人」の自分を
これまでの人類の歴史の流れを考慮して
表に出す
これができると「優れたアート」
を作れるというわけですね。
優れたアートを作るのが簡単ではなく
その分、優れたアートを作るのは
非常に意義深いことだ
ということが伝わったら
良いなと思います。
■あなたにマッチした技法の見つけ方
そんなわけで私は
あなたにしか描けない絵を描いてほしい
と思っています。
量産型○○アートのような
あなたが描く必要のない手遊びDIYは
別に発表するまでもないと私は思っています。
ただ
「美術の専門家に絵を教えて
もらったことがないので
どの技法、描き方が自分に
マッチするのかわかりません…」
こういう悩みもよく聞くのです。
結論から言えば
自分にマッチする技法や描き方
がわからないのは
技法や描き方をイロイロ試したことが
ないからだと思います
絵画の基本的な技術を学んだ
ことがないからだと思います。
そこで
デッサン、アクリル画、水彩、油絵
の4つのベーシックな技法を学べる
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