【どっち派?】キャラ構図&空間構図

こんにちは画家の黒沼です!

今回は今すぐ役立つ“
構図のバリエーションの話”です。

ルネサンス期の巨匠の名画から学ぶ
「あなたの個展を成功させるテクニック」
を解説するので是非最後まで読んでくださいね。

それでは始めていきましょう!

「みんな絵が売れているのに、
自分だけ絵が売れていない!」

こんな悲しい、寂しい、悔しい思いをした
グループ展が私にもありました。

会場にお客さんはたくさん来ているのに
自分以外の作家の絵はドンドン売れていくのに

自分の絵は1枚も売れない…

それどころか、お客様は
私の絵の前を足早に通りすぎていくのです。

自信作ばかりを集めて展示したのに
お客さんにスルーされたら…

画家としてこんなに
悔しいことはないと思います。

自分の絵には誰も興味がないのかも…
今後、作家活動を続けていけるのか?

そう思ってしまうかもしれません。

しかし、この
「お客さんが絵の前をスルー」
という悲しい現象には

【明確な2つの原因】があります。

〇色彩のバリエーションが乏しい
〇構図のバリエーションが乏しい

この2つです。

同じような色味、同じような構図の絵
ばっかりが並んでいると

お客様は退屈して、じっくり見ようとも
してくれないわけです。

これは作家性の強い画家ほど
やりがちなミスです。

色彩のバリエーションを増やす
というのはイメージできると思います。

赤っぽい絵
青っぽい絵
黄色っぽい絵
白っぽい絵

などなど

自分の画風でできる範囲内で
色味を変えるのです。

これはモチーフを変えるだけでも
実践できるかもしれません。

問題は構図のバリエーションです。
これはなかなか難しいです。

“構図のセンス”というのは
構図が苦手な画家にとっては
厄介な問題なのです。

そんな時は過去の巨匠の知恵を
借りましょう。

今回紹介するのは
ルネサンス期の2大潮流

・フィレンツェ派の構図
・ヴェネツィア派の構図

この2つです。
彼らの構図の特徴は非常に
わかりやすいです。

簡単に言えば

〇フィレンツェ派の絵=キャラの絵
〇ヴェネツィア派の絵=空間の絵

なのです。

キャラ派:フィレンツェ派

フィレンツェ派の構図はキャラの絵です。
「モナリザ」のように主役のキャラクターが

中心にドカンと描かれた絵ですね。

この構図で重要なポイントは

“ちゃんと背景も描いている”
ということです。

フィレンツェ派の絵=キャラの絵
なわけですが

「主役とその周りの空間」を描いた絵なわけです。

主役“だけ”を描くと図鑑や
キャラクターのシールのような

周囲の空間を無視した絵
になってしまいます。

すると、絵が一回り小さく見えて
存在感が弱くなってしまうのです。

 

空間派:ヴェネツィア派

これに対し、
ヴェネツィア派の構図は空間の絵です。

ティッツァーノやティントレット
が代表的な画家ですね。

ヴェネツィア派の作品は
“やや引いた構図”で空間全体が描かれていて

その空間の中に人物やアイテムが
バランスよく配置されているわけです。

〇フィレンツェ派の絵=キャラの絵
〇ヴェネツィア派の絵=空間の絵

あなたはどっち派でしょうか?

キャラの絵が多い画家さんは
空間の絵の構図を

空間の絵が多い画家さんは
キャラの絵の構図を

少しだけ足してみると

展示空間が今以上に
多様で豊かなものになると思います。

自分の作風の統一感とのバランスは
難しいですが、是非実践してみてください。

最後まで読んで頂きありがとうございます。

それではまた次回まで
さようなら~

追伸

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