「↑この絵みたいな
雰囲気でウチの犬を描いて欲しいんだけど
そういったことには対応してますか?」
そんな第一声で会話が始まった
神様のようなお客様に出会った時のお話をします。
◆過去最悪の展示になるかも
とある5月の連休中、私は百貨店で
展覧会をやっており毎日会場にいました。
その会場は京都の会場で
連休中ということもあり
町は世界中から押し寄せた観光客で
街じゅうが夏祭りの縁日かと思うレベルで
人がごった返していました。
ところが!
この街の賑わいっぷりとは対照的に
私の展示会場はほとんどお客様が来ず
不気味なくらい静かで
不安いっぱいな時間を私は過ごしていました。
◆なぜ誰も来ないのか?
水曜日からスタートした展覧会は
木曜日も金曜日も人が来ず
ソワソワしていましたが
金曜日の段階ではまだ
「まぁ土日で盛り返すから大丈夫」
と自分に言い聞かせて
平静を保っていたのですが
なんと!土曜日も日曜日も
様子は全く変わらず
日曜日の段階で私は1枚しか絵が
売れていませんでした。
こんなに苦戦した展示会は過去にない・・
なぜこんなにも「人が来ないのか?」
そんなとき私は
「平日の空いている店や街で
買い物をする優雅な感覚」
を思い出しました。
自由業の私は買い物に行くなら
街が混み合っている休日ではなく
待ち時間0でゆったり買い物できる
平日を選ぶわけですが
絵を買うような「余裕のあるお客様」も
街じゅうがごった返している時期に
わざわざ買い物になど出かけないだろう・・
という非常に納得のいく
「誰も会場に来ない理由」を
見つけ出してしまいました。
◆神様のようなお客様
あああ今回の展覧会は
もうダメかも‥
そんな気分で迎えた
月曜日
奇跡が起きました。
「↑この絵みたいな
雰囲気でウチの犬を描いて欲しいんだけど
そういったことには対応してますか?」
そんな第一声で会話が始まった
お客様は外商のお得意様で
まだ若いのに非常に
優雅な雰囲気を漂わせる
物腰柔らかな男性でした。
愛犬家の彼はドッグランで
犬を遊ばせた帰りに
たまたまフラッと
ギャラリーを覗きに来てくれたそうで
私にペット肖像画を注文し
そのうえ2枚も他の絵を
(しかも大きめの絵を)
買ってくださいました。
◆八百万の神々の到来
この日は他にも何名か
1人で何枚も絵を買う
「神様のようなお客様」が来迎され
そのおかげで失意の底にいた私は
いろいろな意味で救済されたのでした。
◆おかげさまで個展が決まりました。
今回、私はこの会場で展示をやるのは
4回目ということもあり
これまでの実績を携えて
会場スタッフに「個展」を提案する予定でした。
(これまでは二人展でした)
しかし、展示の前半の不調っぷりから
「個展のチャンス掴めないかも・・」
という焦りと不安と不甲斐なさに襲われていたのですが
神々のお力添えのおかげで無事
2025年の6月に個展の開催を
決めることができました。
個展は画家1名で会場を埋め尽くす展覧会なので
今から絵を描き貯めています!
会期が近づきましたらまたお知らせ
させていただきます。
◆画家として活動してみたいあなたへ
ここまでお読み頂きありがとうございます。
もし今回の文章を読んで
「自分も絵を売ってみたい!」
「画家として活動してみたい!」
そう思った方は是非↓のページを
覗いてみてください。
きっとあなたの画家としての
夢を叶えるための強力な武器を
授かることができます。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
それではまた~