既に俺より上手い!天才だ!
NACメンバーの中には
ごくまれにそう思える「才能ある画家」がいます。
その画家は、まだ数枚し
か絵を描いたことがないにも関わらず
“明らかに”私よりも上手い画家でした。
ここまでスゴいとぶっちゃけ
1ミリも悔しいとは思わず
天才だ!尊い才能だ!
と拝みたくなるような感じでした。
今回はこの天才の苦労と
我々凡才の「頑張り方」について
書いていこうと思います。
■気分にふりまわされる天才
その画家は
なんと今スランプに陥っている
ようでした。
※絵を見ればそれは明らかでした。
本人の調子がいまひとつなようで
その「画家自身の調子の悪さ」が
絵にそのまま出てしまっている
そんな状態でした。
なんとかして、この画家を立ち直らせたい
と思い、いろいろ考えてみたのですが
どうやら原因は
①「自分の描き方」を把握できていない
②自分の持ち味が生きる構図が常にとれない
こんな感じでした。
その時々のインスピレーション100%で
描くタイプの画家だったわけですね。
このタイプの画家は調子が良いときは
良いですが
調子が悪いときにクオリティーを出す
ことができず、苦労してしまうことが多いのです。
■1年半ぶりに絵を描きました
「黒沼はクオリティーが安定するよね~」
私は予備校生時代からこんなコメントを
講師からされていました。
リクツで描くタイプだった私は
あまりクオリティーの波がないタイプだったのです。
元々そういうタイプだった私は
今でもそこが強みになっており
ついこの間、絵を1年半ぶりに描いたのですが
(最近はアートフェアなど事業で多忙だったのです)
前と変わらぬクオリティーで
いやなんなら、前より上手く描けたかも!?
くらいの満足いく絵を描けたわけです。
■答え:自分の描き方の自覚
さてさて私は今
自慢話をしたくてこんな話をしているわけではありません。
①「自分の描き方」を把握しておく
②自分の持ち味が生きる構図をとる
この2つができていると
スランプだろうが
ブランクがあろうが
二日酔いだろうが
病み上がりだろうが
失恋直後だろうが
一瞬で80点のクオリティーまでは
持っていくことができるのです。
詳しく解説していきます。
①「自分の描き方」を把握しておく
これは自分の絵の制作プロセス、
勝ちパターンを
「他人に言葉で説明できるレベル」で
どこまでも具体的に把握しておく
ということです。
※これができると絵を教える仕事もできる
ようになります。
調子が悪い状態の自分を
調子が良い時の自分が作ったレシピで
導いてあげる
そんなイメージです。
これができると
一瞬で80点のクオリティーまでは
持っていくことができるわけです。
もちろん作家たるもの、
常に自分のクオリティーの限界を超えるような
120点のクオリティーの絵を目指すべきですが
調子が悪いときは、なかなかコレは
難しいですし、
調子が悪いときでも
80点のクオリティーまでサクッと持っていければ
さらなる高みをその1枚で目指せるわけです。
まぁこれは何枚も何枚も絵を描き
「自分の描き方」を自覚することでできる
ようになることなので
ドンドン描いていきましょう
という話ですね。
②自分の持ち味が生きる構図をとる
さてお次はコレです。
自分の絵の魅力、強みが100%生きるような
画面構成、モチーフ、色彩のチョイスはどんなものなのか?
これを自覚しておくことも重要です。
まぁこれは言ってしまえば
「描けそうもないものは描かない。」
ということですね。
もちろん作家たるもの、
常に自分のクオリティーの限界を超えるために
「描けなさそうなもの」にも挑戦すべきですが
これは「やや難」くらいの難易度で
チャレンジを繰り返し
少しづつ、段階的に
できることを増やしていけばよいと思います。
■「制作プロセスの自覚」ができればスランプは怖くない
「もう私には描けない…」
スランプに陥った画家はこういう
“この世の終わり”のような気分に
なってしまうこともあると思います。
しかしここまでお話した通り
「自分の制作プロセス」「自分の絵の強み」
これらを自覚できていれば
スランプは怖くないのです!
1年半ブランクがあっても
サクサク描けます笑
「自分もスランプに負けない画力が欲しい!」
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