こんにちは!画家の黒沼です。
今回は皆さんから寄せられた
質問に回答していきます。
こんな質問を頂きました↓
自分だけの話しなのかも知れませんが、
心底ワクワクしながら描いたものだけが
売れました。
絵を描きたいモチベーションの
キープの仕方が知りたいです。
こういった質問を頂きました。
ワクワクしながら描いたものしか売れない。
これは間違いない事実だと思います。
実際私も、焦ってやっつけで描いた絵は
売れ残ってしまうことも多かったです。
しかし、ただ描きたいものを描いていれば
売れるわけではありません。
お客様が
飾りたい。所有したい。と思う絵で
尚且つ、あなたの持ち味が生かされた
【あなたにとっての売れる絵】の型
というのがあるのです。
自分にとっての売れる絵の型があると、
売り上げも安定しますし、絵が売れると
モチベーションも続くでしょう。
職業画家にとって
絵を描く上での最高のモチベーションは
お客様からの感謝です。
自分が0から生み出した作品に、お金を払い、
喜んで買い求め、感謝してくださる
そんなお客様に出会えるのは、他の職業にはない、
画家にとっての醍醐味だと思います。
これを経験すると、制作のモチベーションが
キープできなくて困る
なんてこともなくなると思います。
またこれは少し厳しいことなんですが
重要なことなのでお伝えしていきます。
本気で職業画家として
やっていきたいのであれば
画家は個人事業主、
つまりは経営者であることを
自覚するべきでしょう。
「なんとなくやる気が出ない~」
と言う経営者はいないでしょう。
まずは自分自身をしっかりコントロールして
商品やサービスを作って集客販売する
という主体性や積極性が求められるわけです。
幸い今の時代は資金力も影響力もない
無名の個人が0からビジネスを始めるのに
役立つ安価なツールが大量に用意されています。
Facebook広告やGoogle広告を使えば
それまでは企業が莫大な予算を払って出稿
していたような
広告を数千円から出稿することもできますし
iPhone1台と数千円の動画編集ソフトさえあれば
テレビ番組のような動画を作って発信すること
だってできます。
年間たった数万円でメルマガスタンドを契約すれば
何千、何万もの読者にあなたの個展告知メッセージを
一斉送信することだってできますし
オンライン絵画教室の講義動画を自動配信すること
だってできます。
スマホが普及して誰もが情報を
送受信できるようになった今の時代は
画家にとって最高の時代だと私は思います。
このような恵まれた環境を
活かさない手はありません。
こういった集客や販売、サービス作りに
役立つ充実したオンラインのインフラを
フル活用して
お金のないフリーの画家でも
お値段以上の価値を生みだして、
堂々とビジネスをやっていける
そんな時代になったのです。
画家さんの中には勉強が苦手で
数字に弱く、お金の計算から
逃げてしまう方も少なくないのですが
これもちょっと説教くさいのですが
しっかり向き合うべきです。
イメージしてみてください。
あなたが最高に自信のある
オンライン絵画教室を完成させたとします。
毎月5万円の広告費を払って15万円の
売上を出せていたとします。
この場合、広告費を3倍の15万円にすれば
売上は45万円にまで跳ね上がり
30万円の利益が出ます。
まあ実際は広告費を増やすと
成約率がやや下がり
顧客取得単価が上がるので
ここまで計算は単純ではないのですが
これもう9時ー5時で働くサラリーマン
やらなくて良いですよね。
毎月15万円も固定費を増やす
というのは普通に生活している
一般人の感覚からすると恐怖だと思います。
しかし、こういう「お金の計算」としっかり
向き合うと、広告予算をポチっと操作するだけで
生活できる十分な収入と
自由に使える時間と
好きな仕事で生きていく人生
これら全てが手に入ったり
するのも事実なのです。
言ってしまえば、同じ15万円でも
生活費(使えば無くなるお金)15万円と
広告費(使えば増えるお金)15万円
は別物として扱うべきだよ
ということです。
まあ画家とはいえ「お金の計算」から
逃げずに事業家としての意識を持って
活動していこう!
という話をしたわけですが、
正直言って、税金の問題に関しては
税務のプロである税理士にお願いするのが
良いと思います。
税理士に10万円払って
確定申告頼んだら
プロの技のおかげで
10万円以上節税できた!
みたいなことが良く起きるからです。
実際私も以前税理士のおかげで
100万円以上節税できたことがあります。
早く税理士に頼めるようになるべき
なわけです。
さてさて今回は現代の画家の
事業家としての側面について
・モチベーション
・安価に活用できる経営資源
・広告費と生活費の違い
・税務の考え方
という切り口で解説してきました。
画家志望の方はこういう部分が苦手な
せいで、せっかくの才能を発揮できず
絵とは関係のない仕事に就いて
時間もお金もない状態で苦労している
方も少なくありません。
しかしこういった問題から逃げずに
経営者としての視点を持って
作家活動することが
画家として成功につながりますし
こういう視点を持って結果を出せる画家が
増えていくことが
「日本を画家を目指せる場所」
に変えることにつながると私は思っています。
あなたの活躍が将来世代のためになる
わけですね。
最後まで読んで頂きありがとうございます。
それではまた次回までさようなら~