油絵と水彩どっちが売れるか?

油絵と水彩画のどっちが
売れるでしょうか?

画用紙に描いた鉛筆のスケッチ
では売れないのでしょうか?

こういった質問を
画家志望の方からよく頂きます。

結論から言えば

技法や材料が何であれ、
飾りやすい絵は売れ、
飾りづらい絵は売れません。

絵を買うお客さんにとって
技法や材料はどうでも良いのです。

最高級油絵具で描いた、
グロテスクな色味の
抽象画は売れませんが

鉛筆で描いた水辺の風景画は、
すぐに売れるわけです。

もちろん、コピー用紙に描いた絵や
コピックや子供用クレヨンなんかで
描いた絵は販売しないほうが良いです。

これは色褪せや画面の劣化の
心配があるからです。

また、木炭デッサンなんかも
粉落ちの心配があるので、
あまり歓迎されません。

しかし、基本的には劣化の心配
さえなければ、画材は何でも良いのです。

水彩だと弱そうに見えるから
油絵にしようとか

デッサンだと高く売れないから
岩絵の具で描いて売ろう

※鉛筆デッサンやパステル画、
水彩画、版画のように紙に描いた作品は、

アクリル画や日本画、油絵よりも
安く販売するというのが慣例になっています。

みたいな
小さいことは考えず、

基本的に自分がコントロールしやすい
画材や技法で描くべきだと私は思います。

また、画材は自分の絵に
必要な表現にあうものを
選ぶべきでしょう。

以前、細かい点描画をクレヨンで描き、
これが自分の個性だと
言い張っていた画家さんがいました。

細かい点描画では普通は使わない
クレヨンを使うことで、作品の見た目が
ユニークになっているのなら

それはユニークで面白い表現になるのですが

実際の作品を見ると、ただの“描き足りない大雑把な点描画”
だったので、ガッカリしてしまいました。

細かく点を打ちたいなら、
クレヨンじゃなくペン使えば良いじゃん

と誰もが思うような出来栄えだったわけです。

画材の使い方を工夫することで
個性的な表現を目指すのは良いと思いますが

ユニークな使い方をした結果、
ユニークな見た目の絵になっているのか
どうかが重要なわけです。

絵の販売を目指す上で
どんな画材を選べば良いのか?

これの回答としては

〇自分がコントロールしやすい画材を選ぶ
〇劣化の心配のない画材、技法を選ぶ
〇画材や技法の特性を生かした絵を描く

といったポイントが重要なわけです。

最後に“自分にあった画材”
がわからない方向けの
お話をしておきます。

制作を長く続けていると、
あなたの持ち味を存分に生かし、
尚且つお客様にも欲しいと思われる

“あなたにとっての売れる絵の作風”
が言えてくるのですが

これは一朝一夕に
見つかるものではありません。

“あなたにとっての売れる絵の作風”を
見つける上で、どんな画材を
選ぶのかも大切なポイントです。

自分にあう画材を見つける
ためのオススメの練習方法は

〇スケッチブックにらくがき
〇小さいサイズの絵で実験する

この2つです。

まずはスケッチブック
にらくがき感覚で

構図を全く気にせず気軽に、
色々な画材で描いてみましょう。

そして、ある程度画材を
コントロールできるようになってきたら、
構図を決めて小さい絵を描きましょう。

そしてこの小さい絵を個展で
“実験作”として出しお客様や
会場スタッフ、作家仲間の飯能を見る

というのがオススメです。

これをやると、
制作時間も画材代もさほどかけずに

「自分にあう画材」を
見つけることが出来るでしょう。

自分にあう画材がまだ
みつかっていない方は
是非実践してみてくださいね。

最後まで読んで頂き
ありがとうございます。

それではまた
次回までさようなら~

追伸

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