なんで絵を描いた画家が40%しか
売上をもらえないんだぁー--
こんなことを素朴な美大生だった
私は思っていました。
学生時代、絵がそれなりに売れているのに
お金も時間もなくて困っていた私は
画家が売上の100%をもらえたら
余裕で生活できるのになぁ
なんて思っていたわけですね。
しかし展覧会のプロデュースもやるようになった
今となっては
まぁ妥当な数字だな
なんて思ったりしています。
■絵の値段の考え方(復習)
絵の値段は↓のように決まります。
号単価×号数+額の値段×マージンの逆数
こうです。
1号2万円の画家の
4号の絵が
10000円の額に収まっていて
マージン画家の取り分が40%(×0.4)の場合
2×4+10000×2.5(0.4の逆数)=105000円
となるわけですね。
※マージンの逆数を額の値段に掛けないと
絵が売れた時に損をしてしまいます。
ではこの105000円の絵が売れたら
売上がどう分配されるかといえば
・画家 :40%
・NAC運営 :10%
・会場 :25%
・コラボ先企業 :25%
みたいな感じになるわけです。
※NACグランプリの場合です。
■今回意識した選考基準
さてさてここまで読んだ
「カンの良い画家さん」は
今回伝えたいメッセージを
もうおわかりかもしれません。
それは…
絵の安売りは良くない。
なぜなら画家を含む関係者全員が
ジリ貧になるから
こういうことです。
そんなわけで今回のNACグランプリの
予選では真っ先に
「非売品」「安すぎる作品」
を落選せざるを得なかったのです。
■自分の立場しか見えてない画家
自分の絵を10万円なんて高い値段で売るなんて
気が引ける…
そう言いたくなる気持ちはよー-くわかります。
しかしこの感覚は絵を販売する上で
2つの理由で間違っています。
①あなたの金銭感覚と顧客の金銭感覚違う
②安い絵ばかり売れると関係者全員ジリ貧
こういう理由です。
自分の立場しか見えていない画家は
↑の2つの事情を知ると気を傷めずに
「安くないお値段」を付けられるでしょう。
あなたにとっての10万円と
絵を買う方々にとっての10万円は違います。
そして会場に会期中に来る顧客の数には
限りがあるので安い絵ばっかり売れてしまうと
必然的に売上がダウンし
関係者全員がジリ貧になり
その展示はビジネス的な意味で
「やらないほうが良かった展示」となってしまい
次回以降はやらない…
という残念な結果になるわけです。
楽しい展覧会活動を続けるためにも
画家は賢くならなくてはいけないわけですね。
■関わった人全員に恵みをもたらす画家
逆に!
素晴らしいクオリティーの
「欲しいと思われる絵」を出展し
「安くないお値段」で
「目の肥えたコレクターさん」に
売ってみせる
こういう実力を持った画家さんは
関わった人全員に恵みをもたらすわけです。
これは金銭的な意味でもそうですし
その展示で「絵が売れた」という事実は
関係者全員にエネルギーを与えるわけです。
この展覧会、やって良かったぁあ~
そう思えるわけですね。
NACグランプリで販売実績を作ってくれた
13名の画家の皆さん本当にありがとうございました。
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